9月21日、東京都は平成28年度の基準地価格を発表しました。全体的に見ると4年連続で平均変動率がプラス(価格の上昇幅が拡大している)という結果になりましたが、ここでは、特に住宅地に絞って概要を見ていきたいと思います。

 

~基準地価格とは~

「公示価格」が、毎年1月1日時点の地価を国土交通省が調査・発表するのに対し、「基準地価格」は毎年7月1日時点の地価を都道府県が調査・発表します。年後半の最新の不動産価格動向と捉えて差し支えないと思いますが、この2つは調査対象範囲や調査地点の数が異なりますので、全体的な地価動向などを比較する際は注意が必要です。

 

 

【住宅地の全体傾向】

・区部全域の平均変動率は2.7%となり、昨年の2.1%から更に上昇。23区すべてが平均変動率プラスとなりました。

・多摩地区全域の平均変動率は0.6%となり、昨年の0.7%から上昇幅が縮小。

・変動率が最も高かったのが千代田区の10.0%。次いで目黒区6.1%、中央区5.5%。多摩地区の変動率トップ3は武蔵野市4.3%、三鷹市3.1%、小金井市1.9%。

・多摩地区で平均変動率がマイナスとなったのは、青梅市-0.7%、多摩市-0.2%など。また、町田市、瑞穂町は0.0%。。

 

住宅地 平均変動率マップ(東京都)

 

【駅別の地価】

東京駅を中心とした、同距離圏内にあるエリアでの地価の高い駅は次の通りです。

(価格は1㎡あたり単価です)

 

(5km~10km) 渋谷957,000円、学芸大学744,000円、初台621,000円

(10km~15km) 桜新町654,000円、駒沢大学619,000円、田園調布616,000円

(15km~20km) 成城学園前720,000円、吉祥寺615,000円

(20km~25km) 武蔵境396,000円、調布370,000円

(25km~30km) 国立443,000円、府中405,000円

(30km~35km) 立川326,000円、日野215,000円、町田210,000円

 

沿線別駅周辺住宅地の基準値価格マップ(東京都)

住宅地の平均価格マップ(東京都)

 

東京都の発表でもある通り、利便性や住環境に優れた地域が高い変動率を示しており、沿線による格差や「西高東低」の傾向がまだまだ続きそうです。