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空き家で困ることVACANT HOUSE

こんなにある空き家のデメリット

大丈夫ですか? 特定空き家

平成26年11月19日に成立した「空き家等対策の推進に関する特別措置法」は、一定の猶予期間をおいて平成27年5月26日より完全施行されました。利用も管理もしていない空き家に対し、自治体による調査や修繕・除却の命令権限を付与したり、固定資産税の軽減措置の対象から除外するなど、空き家オーナーにとっては何らかの対応を迫られる厳しい内容になっています。

特定空き家等に該当するかどうかの基準

空き家のうち、「特定空き家」と判断された場合、自治体から改善のための指導・勧告・命令をすることができます。また、その措置を行わなかった場合、50万円以下の過料が課せられたり、行政による強制執行も可能です。では、この「特定空き家」の基準とはどういったものでしょうか。国土交通省は、一定の判断基準(ガイドライン)を発表しています。

そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態

建築物が著しく保安上危険となるおそれがある。

建築物が倒壊等するおそれがある。

・建築物の著しい傾斜(基礎の不同沈下・柱の傾斜 等)
・建築物の構造耐力上主要な部分の損傷等(基礎の破損または変形・土台の腐朽または破損 等)

屋根、外壁等が脱落、飛散等するおそれがある。
・屋根が変形・屋根ふき材が剥落・看板、給湯設備等が転倒・屋外階段、バルコニーが腐食、破損または脱落している 等

擁壁が老朽化し危険となるおそれがある。

・擁壁表面に水がしみ出し、流出している 等

そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態

建築物または設備等の破損が原因で、以下の状態にある。

・吹付け石綿等が飛散し暴露する可能性が高い状況である。
・浄化槽等の放置、破損等による汚物の流出、臭気の発生があり、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている。
・排水等の流出による臭気の発生があり、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている。

ごみ等の放置、不法投棄が原因で、以下の状態にある。

・ごみ等の放置、不法投棄による臭気の発生があり、地域住民の日常生活に影響を及ぼしている。
・ごみ等の放置、不法投棄により、多数のねずみ、ハエ、蚊等が発生し、地域住民の日常生活に影響を及ぼしている。

適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態

適切な管理が行われていない結果、既存の景観ルールに著しく適合していない状態

・景観法に基づき景観計画を策定している場合において、当該景観計画に定める建築物または工作物の形態意匠等の制限に著しく適合していない状態
・地域で定められた景観保全に係るルールに著しく適合しない状態 等

その他、以下のような状態にあり、周囲の景観と著しく不調和な状態

・屋根、外壁等が汚物や落書き等で外見上大きく傷んだり汚れたまま放置
・多数の窓ガラスが割れたまま放置
・立木等が建築物の前面を覆う程度まで繁茂している

その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態

立木が原因で以下の状態にある。

・立木の枝等が近隣の道路等にはみ出し、歩行者等の通行を妨げている 等

空き家等に住みついた動物等が原因で、以下の状態にある。

・動物の糞尿その他の汚物の放置により臭気が発生し、地域住民の日常生活に支障を及ぼしている。
・シロアリが大量に発生し、近隣の家屋に飛来し、地域住民の生活環境等に悪影響を及ぼすおそれがある。

建築物等の不適切な管理が原因で、以下の状態にある。

・門扉が施錠されていない、窓ガラスが割れている等、不特定の者が容易に侵入できる状態で放置されている。

これら4項目に加え、周辺の建築物や通行人に対しての悪影響の度合い、危険の切迫性などにより総合的に判断されるとなっており、有効に活用されていない、適切な管理がなされていない空き家は注意が必要です。